2026年7月の有効リードは45件で、単月として過去最高でした。フォーム停止のあった6月の9件からの回復にとどまらず、5月の25件も上回っています。伸びの中身と、その背景にある施策を報告します。
AIを活用したBtoBマーケティングの戦略設計から実行までを担当。検索流入を軸にした集客と、AIXの現場知見をもとに記事を監修しています。
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7月の主要指標

有効リードは目標10件に対して45件で、達成率は450%です。検索クリックと検索表示回数もいずれも過去最高を更新しました。ただし6月から7月にかけての伸び率は、2月から6月までの急拡大に比べると緩やかです。
| PV | 4,436 |
| セッション | 2,108 |
| 検索クリック | 1,588 |
| 検索表示回数 | 90,299 |
| 検索CTR | 1.8% |
| 有効リード | 45 |
セッションは1,082から2,108へほぼ倍増し、検索クリックの伸び(11%)を大きく上回りました。
リードが5倍になった理由
検索流入が2倍になり、リードもほぼ同じ倍率で増えた
リードの伸び幅は、検索流入の伸び幅とほぼ同じでした。6月はフォームが15日間停止して獲得機会を失っていたため、停止のなかった5月と7月で比べます。
| 指標 | 5月 | 7月 |
| 有効リード | 25件 | 45件 |
| 検索クリック | 806 | 1,588 |
| 検索表示回数 | 49,228 | 90,299 |
有効リードは1.8倍、検索クリックは2.0倍、検索表示回数は1.8倍です。リードの伸び幅は検索流入の伸び幅とほぼ一致しており、7月の増加は検索面の成長がそのままリードに変換された結果といえます。
増えたクリックは申込ページに集中した
検索クリックの増分は、サイト全体に均等には入っていません。ページ群ごとに分けると差が出ます。
| ページ群 | 6月 | 7月 |
| セミナー | 81 | 161 |
| AI導入支援コンサルティング | 10 | 31 |
| 法人研修 | 7 | 17 |
| AI CATALOG | 266 | 333 |
| ジャーナル | 876 | 885 |
セミナー配下は倍増、AI導入支援コンサルティングは3倍、法人研修は2倍を超えました。一方で記事群であるジャーナルはほぼ横ばいです。全体の伸びが11%にとどまるなかで、増分のほとんどが申込フォームの直前にあるページへ集中しています。7月は研修とコンサルティングの配下でページを増やしており、投入した面がそのままクリックの増分になりました。
費用や難易度まで指定した検索が増えた
セミナーを含む語からのクリックは2.3倍に増え、そのうち費用や難易度まで指定した語は7倍近くになりました。何を学べるのかを調べる段階ではなく、いくらで、どのレベルから参加できるのかを確かめる検索が増えています。
流入の主役が読み物から申込ページへ移った
6月まで最大の流入源だったのは、ツールの使い方を調べる情報収集目的の記事でした。7月はその流入が半分ほどに落ち、代わりに申込につながるページが伸びています。読み物1本に依存した状態から、申込ページを含む複数の入口に主役が移りました。
成約につながる商用キーワードの順位が上がった
AI導入支援やAI顧問といった、検討段階の企業が使う商用キーワードの平均掲載順位が、9位台から6位台へ上がりました。これまで上位を取れていなかった競合の多い語で、順位がそろって動いています。
リード45件の中身
セミナー申込が半数近くを占める
営業メール、相互リンクの勧誘、同一人物の重複申込などを対象外として除外した件数です。45件はいずれも広告を経由していない流入です。
- セミナー申込: 21件
- お問い合わせ: 12件
- 資料請求: 11件
- AI導入支援コンサルティングの相談: 1件
6月に0件だった資料請求が11件に回復し、セミナー申込は7件から21件へ3倍に増えました。集計対象は、資料請求、セミナー申込、お問い合わせ、研修申込、開発相談、AI導入支援コンサルティングの相談の6経路です。7月は研修申込と開発相談からの獲得がなく、残る4経路からの45件です。
フォームに届く営業メールを減らす
各フォームに着弾した総数は77件で、そのうち32件を対象外として除外しています。除外の内訳は、営業メールと協業提案が27件、セミナー申込の重複が5件です。お問い合わせフォームは着弾39件のうち有効が12件で、有効率は31%にとどまります。
営業メールは月を追って増えているため、7月中にフォーム側で対策を入れました。法人向けのフォームは企業ドメインのアドレスに限定し、営業目的の送信元は自動で遮断する構成です。判定条件の設計から実装までAIで行っており、以降の仕分けにかかる手間は下がる見込みです。
ChatGPTからの引用が5.5倍になり、申込も発生した
生成AIの回答エンジンが協会サイトを引用した回数は、7月末時点で93件でした。6月末の17件から5.5倍です。日本国内の集計で、内訳は次のとおりです。
| ChatGPT | 61 |
| Copilot | 14 |
| Google AI Mode | 8 |
| Perplexity | 4 |
| Google AI Overviews | 3 |
| Grok | 2 |
| Gemini | 1 |
ChatGPTからの被引用が全体の3分の2を占め、引用されたページ数も6ページから39ページへ拡大しました。特定の記事が繰り返し引用される段階から、サイト全体が参照対象として認識される段階へ移行しています。Google AI Overviewsが表示される対象キーワードは6件から10件に増えました。
流入も立ち上がりました。AIアシスタント経由のセッションは184で、内訳はChatGPTが167、Geminiが11、Copilotが4、Perplexityが2です。全2,108セッションの8.7%にあたり、参照元別ではGoogle検索と直接流入に次ぐ第3の経路になりました。
7月は、AIアシスタント経由の申込も発生しました。フォームに記録された流入元と、GA4で計測したChatGPT経由のキーイベント数が一致しています。内訳はお問い合わせ4件、セミナー申込2件、資料請求1件です。6月はChatGPT経由のセッションが33ありましたが、申込は0件でした。

検索とAIの評価を底上げした施策
検索順位とAIからの引用を押し上げているのは、記事の量ではなく、サイトの専門性を示す外部からの評価です。6月に着手した企業へのインタビュー施策の数字が動きました。
| 指標 | 6月末 | 7月末 |
| ドメインレーティング(DR) | 7.0 | 13 |
| 被リンク | 79 | 183 |
| 参照ドメイン | 14 | 27 |
掲載企業からの被リンクはAI領域に特化したサイトからのもので、リンク数の増加にとどまらず、専門性に対する評価を押し上げる効果が期待できます。有料のリンク施策は行っていません。
上場企業の業績をAI CATALOGで公開した
企業ページを改修し、上場企業について直近5期の業績と研究開発費を掲載しました。決算資料などの公開情報をもとに、出典と確認日を明示したうえで整理しています。サービスの説明だけだったページに、企業の実態を確かめられる情報が加わりました。
調査リリースを配信し、公的機関のサイトに掲載された
上記の整理を土台に、7月15日、上場を確認した60社の直近通期決算を横断調査したリリースをPR TIMESで配信しました。前期と比較できる54社のうち77.8%が増収かつ営業黒字という結果です。あわせて、IPAが運営するマナビDXに、企業向けAI研修(初学者向けコース)、生成AI・AIエージェント活用実践研修、Claude Code法人研修の3講座が掲載されました。
まとめ
7月の伸びは、検索流入の総量ではなく構成の変化によるものです。全体のクリックは緩やかな伸びにとどまる一方、申込フォームの直前にあるページのクリックが倍増し、到達する検索語も条件を指定した具体的なものに変わりました。
CVRの高い難関キーワードでの順位が上がり、生成AIの回答でも参照されるようになっています。これを押し上げているのは、掲載企業へのインタビューによる被リンク、マナビDXのような公的機関サイトへの掲載、PR TIMESでの調査リリース、AI CATALOGの業績掲載といった施策だと見ています。いずれも直接CVを増やす施策ではありませんが、サイトの専門性を示すシグナルになり、あわせて被リンクも狙えます。かける費用は小さく、中長期にわたって専門性を示し続けられる点で効率が高い施策です。
協会は4月に設立したばかりですが、3か月を経て、Googleからの評価も高まってきたように見えます。
最新の月次ダッシュボードは実績公開ページで公開しています。

