野菜宅配まとめを運営する合同会社efu(本社:東京都中央区)は、全国の男女2,406名を対象に、「野菜の価格と購入意識に関するアンケート調査」を実施しました。
目次
調査結果概要
- 約9割が価格高騰を実感
87.1%の回答者が「野菜の価格が高くなっている」と感じており、物価上昇への関心が高い。 - 価格が高くても約7割が週1回以上購入
野菜は日常的な必需品として購入が継続されており、価格よりも健康や習慣を重視する傾向がみられる。 - 価格不安定の原因は多面的に認識
天候、燃料費、人手不足など、自然・経済・構造的要因が複合的に影響していると考えられている。
Q1:最近、野菜の価格が高くなっていると感じますか?

選択肢 | 回答数(割合) |
---|---|
とても感じる | 1,576(65.5%) |
多少感じる | 519(21.6%) |
あまり感じない | 119(4.9%) |
まったく感じない | 192(8.0%) |
「価格が高くなっている」と感じている人は全体の87.1%。
全体の87.1%が「野菜の価格が高くなっている」と感じており、特に「とても感じる」が65.5%を占めました。この結果は、消費者の間で野菜価格の上昇が広く認識されていることを示しています。物価全体の動向の中でも、野菜は日常的に購入される食品であるため、価格変動への感度が高い傾向があると考えられます。
Q2:野菜の価格が高い中、どのくらいの頻度で野菜を購入しますか?

選択肢 | 回答数(割合) |
---|---|
毎日 | 131(5.4%) |
週に数回 | 809(33.6%) |
週に1回 | 777(32.3%) |
月に数回 | 238(9.9%) |
ほとんど購入しない | 451(18.7%) |
週に1回以上購入している人は全体の70.3%。
「週に数回」および「週に1回」と回答した人が全体の約66%を占め、さらに「毎日」購入する人を含めると、約70%が週1回以上の頻度で野菜を購入していることが分かりました。価格が高騰している中でも、多くの消費者が野菜の購入を継続しており、野菜が生活必需品として位置づけられている様子がうかがえます。
Q3:外食や中食(スーパーの惣菜や弁当)を利用する機会が増えましたか?

選択肢 | 回答数(割合) |
---|---|
増えた | 263(10.9%) |
変わらない | 1,520(63.2%) |
減った | 623(25.9%) |
「変わらない」と回答した人が63.2%
「変わらない」と回答した人が63.2%と最も多く、「増えた」(10.9%)や「減った」(25.9%)を大きく上回りました。野菜の価格高騰という状況下でも、多くの人が食事スタイルを大きく変えていないことが読み取れます。外食や中食の利用傾向は一部に変化が見られるものの、全体としては生活習慣が安定していることが示唆されます。
Q4:野菜の高騰が続いていることについて、どのように感じますか?

選択肢 | 回答数(割合) |
---|---|
とても困っている | 821(34.1%) |
少し困っている | 944(39.2%) |
あまり気にしていない | 380(15.8%) |
まったく気にならない | 89(3.7%) |
むしろ関心が高まった | 172(7.1%) |
「とても困っている」「少し困っている」が合計73.3%にのぼる。
「とても困っている」(34.1%)と「少し困っている」(39.2%)が合わせて73.3%にのぼり、多くの消費者が野菜の価格高騰に対して何らかの負担を感じていることが分かりました。一方で、「あまり気にしていない(15.8%)」「まったく気にならない(3.7%)」といった回答も2割程度あり、価格上昇に対する感じ方には個人差があることがうかがえます。
Q5:野菜の価格が安定しないことについて、どのようなことが原因だと思いますか?(複数選択可)

選択肢 | 選択数(票) |
---|---|
天候不順(台風、豪雨、干ばつなど) | 1,313 |
燃料費や輸送費の高騰 | 1,311 |
肥料や農薬の価格上昇 | 1,018 |
人手不足や人件費の上昇 | 1,053 |
海外市場の影響(輸出入の制限、円安など) | 642 |
農業の担い手不足や高齢化 | 732 |
特に理由は分からない | 418 |
その他(自由記述) | 51 |
価格高騰の原因について、自然・経済・人材などの複合的な要素を意識している。
「天候不順」(1,313票)、「燃料費や輸送費の高騰」(1,311票)、「人手不足や人件費の上昇」(1,053票)、「肥料や農薬の価格上昇」(1,018票)など、複数の要因が幅広く選ばれました。特定の原因に偏ることなく、自然環境・流通コスト・農業の労働構造といった多面的な視点から、価格の不安定さが認識されていることがうかがえます。消費者の理解は比較的現実的かつ多角的であるといえます。
まとめ
今回の調査では、多くの消費者が野菜価格の上昇を「実感」している一方で、多くの人が「これまで通り」野菜を購入していることが分かりました。健康意識や調理の工夫、購入頻度を下げずに対応する家庭も多く、生活者の強い「食」へのこだわりがうかがえます。
野菜宅配まとめを運営する合同会社efuでは、今後も日常生活と家計に密接に関わるテーマについて、生活者の声を調査・発信してまいります。
野菜人.com:【アンケート】野菜の価格が「高くなったと感じる」人は全体の87.1%。それでも週1回以上購入している人は全体の70.3%
調査期間:2025年3月1日~3月5日
調査会社:合同会社efu
調査方法:インターネットによる任意回答
有効回答数:2,406人